
重量物用スリングは、あらゆる環境と強大な圧力下における信頼性が必要です。ですから、様々な用途や環境を念頭に置いて設計されていることと、任務に耐えられると確認するために徹底的にテストされていることが重要です。破断強度はもちろん重要な考慮事項ですが、それは単に最初の一歩に過ぎません。製品寿命にわたる引張疲労から温度性能、静的負荷から動的負荷まで、ダイニーマ® SK78ファイバーには厳しい試験が施されており、作業員や貨物の安全性を確保し、あらゆるシナリオにおいて、より長く、より確実にその能力を最大限に発揮することが可能になっています。
Q:ダイニーマ® SK78を使用したスリングの設計には、どのようなツールを使用するのですか?
A:スリングは、クレーンと積荷をつなぐ重要な役割を担っているため、目的に合ったスリングである必要があります。アビエントの性能モデルを使用すると、ダイニーマ® SK78を使用したスリングの疲労寿命は、どのような気候でも静的および動的荷重条件に基づいて決定することができます。こうしたツールは、プロジェクトのコスト削減にも役立ちます。
Q:ダイニーマ® SK78を使用したスリングは、引張疲労において、一般的なHMPEと比較してどうですか?
A:アビエントは、ダイニーマ® SK78ファイバーを一般的なHMPEファイバーの少なくとも2倍の疲労性能を発揮するように設計しました。ファイバーレベルでもスリングレベルでも同様です。アビエントが開発したロープ温度と疲労モデルでは、静的・動的条件でのロープコア温度や疲労寿命を正確に予測することが可能です。
Q:ダイニーマ® SK78はどのような温度条件に耐えられますか?
A:ダイニーマ® SK78は、-40℃から70℃までの温度環境下でも性能が低下しないこと、また100℃までの短期暴露でも深刻な性能低下を起こさないことがが科学的に証明されています。これは、重量物用スリングの作業温度の範囲内です。ダイニーマ®ファイバーは極低温にも耐えることができます。
ダイニーマ® SK78を使用したリフティング用スリングへの変更を提案する際などにご利用いただけます。インフォグラフィックをダウンロードして、社内で共有してください。
当社の専門家にご相談ください。ダイニーマ®によるお客様のビジネスの最適化についてアドバイスを提供いたします。